未来を

震災が起きた時、カリフォルニアは夜中近くでした。私がいつものように、ネットで日本のニュースをチェックして就寝するつもりで見ていた時に、偶然にも震度6とか7とかの文字が目に飛び込んできました。その場では、現実感がわかず、夫に「日本でまた地震みたい」と言ってテレビをつけてもらうと、15分、30分とする内に、仙台のテレビ局の中の揺れの様子が映し出され、その内、今にも陸にたどり着くと言う津波の映像が次々と映し出されました。

あとで確認した事ですが、東京のいる家族、私の母はお茶の水の方に出ていて、父も外出。多分、何が起こっているか?という事をリアルタイムで見ていたのは私達だったと思います。母は、中野の実家まで5〜6時間かけて、歩いて帰宅。家に電話しても誰も出ないから、もしかしたら「父が家で」と、無心に歩いて帰ったと言っていました。

その津波の映像を見ても、夫は疲れていたのか1時間もすると、私がベッドに言っていいよ、とすすめた事もあり、就寝。私は勿論、次々入ってくる津波の映像を見ると、「このまま日本が沈んでしまうのではないか?」と思う様な恐怖感で寝れませんでした。勿論、実家に電話し様にも、家族の誰にも電話は繋がらず、運良く長野に居る妹と話す事ができて、ちょっとだけ現実感を取り戻せました。妹が父と連絡が取れ、各人の状況をメールで知らせてくれたから良かったけど、その一報が無かったら、、、と思うと未だに怖くなります

翌朝、気をしっかり持とうと、自宅で仕事をしながら、横にはラップトップで日本のニュースを流し、地震警報を見ていました、正直言ってとてもじゃないけど仕事にならなかった。そんな時、最初の大地震から24時間もたたない時に、長野北部と新潟で震度5〜6の地震のニュース。長野に住む妹夫婦、その時、新潟に弟が出張に行っていると知らせを受けていた私は、もう本当に泣き崩れてしまい、夫に電話。心配した彼はオフィスから帰ってきてくれて、自宅で仕事をしてくれた訳です。

きっと私だけではないと思うけれど、この次々と起こる余震を見て、また、他の地域に大きな地震が誘発されて大変な事になるのではないかと、本当に恐怖を覚えた人は沢山居るのではないかと思います。もし弟のの居る新潟で何かあったら、もし両親のいる東京一体で震災が起こったら、言葉にできない恐怖でした。

その後の福島の原発の異常に発展し、続く余震、次々と入ってくる震災、津波の映像。正直言って今日の朝までその全てを、この遠い離れた所で見ている為に、どうにも消化できずにいたので、ブログに何も書く事ができませんでした。今日、朝、ようやく最後まで連絡が取れなかった仙台市にお住まいの友人からメールが入り、私の中に光がともった感じです。

自然災害と言う、自然が見せつける力、抗い様の無い力。ただ映像を見るだけで何もできなかった私。そして災害の起こった場所にて、何もできなかった方達。その全ての方達の痛みを察しようとすると、心が痛み、悲しみは深く、言い表す事もできません。未だに行方のわからない多くの方々も沢山おられ、ご家族、ご友人の皆さまの心配は計り知れないものと思います。豊か豊かという言葉が飛び出る日本で、この状況が関東などの都市でも食料品や物品がお店から消えつつあると聞くと、自分の家族や友人達を思い切なくなります。

福島の原発の事も含め、いま日本は危機的状況にあるのだと思います。

でも、この震災が起こったあとの日本。映像を通してしか知る事はできませんが、これだけの災害にありながら、これだけ秩序を持って、史上最悪とも言われる状況を、倫理を持って、皆で助け合いながら、乗り切ろうとできる民族が他にあるのか?と思いました。世界中の国々が、日本という国よりも、日本人と言う生き方在り方に、素晴らしいものをこの災害の中で見ているのだと思います。そんな言葉を聞く度に、目にする度に、この状況で、静かに強く、誰に命令、コントロールされる訳でもなく至極自然に、秩序を保ち、乗り切ろうとしている日本人と日本という国を誇らしく思います。

勿論、そんな日本人の素晴らしさが、このような大災害によって現れる事は悲しい事かもしれない。でも、そんな強く、そして静かな力を出し合って、何百倍にも大きく強くして行ける日本人とだから、きっと、この災害は起こってしまったけど、ここからまた日本人の新たな素晴らしい歴史が続いて行くのだ、と思いました。

そんな時だから、恐怖に負けてはいけない。
未来を信じて今できる事を、どんな小さな事でも個人個人が出し合って行かなくてはいけない。

自然の力は美しくもあり、恐ろしくもある。古代から私達は一緒に生きてきた。だからこそ、今は、私も、また地震が起きるかもと、自分の内にある恐怖に負けてはいけない、と心から思いました。生き残るという事は、未来を信じて、今できる事を、個人として、家族として、そして民族として、希望を持って一つ一つ、また歴史を作っていかなくてはいけない。

日本人が持つ最も素晴らしい事、思いやり、助け合う力、モラルのある社会、既存の環境を最大限に生かせる能力と柔軟性をもって、今は皆で手を合わせて未来に歩き始めましょう、世界中の人たちが力になろうとしています。

最後に、亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、不明者が一人でも無事に見つかるよう、そして住む所を破壊されてしまった町に、早く、安全に安心して暮らせる仮設住宅などが供給される事を祈っています。

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