日本で子育て(2)

昨年9月に日本に帰り、子供を持つ友達とかなり話をする機会があった

地方で子育てしている家族が3組、
東京で子育てしている家族が2組

その内の一人のお母さん、東京で国際結婚している女性のお友達
彼女は東北出身なのですが、英語も話せて外資系で働いていた事もあり、どちらかというと独立系の女性
夫の仕事の関係で知り合った方なのだけど、とても気が合い、
日本へ帰る度に時間を割いて頂いてお茶やランチを一緒にしてもらっている

その方から聞いた驚きの話、、

我が家は8代続く江戸っ子家系なのですが、
人情や思いやり、小さなコミュニティーが基本となる昔ながらの気質から考えると、
本当に東京という街に江戸という面影は無くなってしまう日も近いに違いなと、思った悲しい話です

昨年、第二子を出産された彼女
一人目のお子さんは4歳間近
ようやく一人で歩いてくれるようになったけど、
まだまだ、途中でストローラーやだっこが必要になるお年頃

乳飲み子を抱え、時には3〜5歳の子供も抱っこしなくちゃいけないんだから、
子育てする親って、女でも男でも体力勝負ですよね

まだ子育てした事がないので全く偉そうな事は言えませんが、
これだけの体力仕事を一人の人間を育てる一環としてやっているんだから
言葉にできないけど、素晴らしい仕事だと思う

世の中、もっともっと子育てしている人に、敏感に、そして尊敬の念を払わないといけないと思う

その彼女がある日、2人の子供を連れて六本木の大江戸線駅に降りていこうとした所、、、
、、、皆さんご存知のように何百メートルかと思える長いエスカレーターを使わないといけません

乳飲み子を抱っこ、
ストローラーをたたんでで抱えて、
上の子のを抱えて、もしくは一人で立たせて安全に降りるのが心配だった為に、
その近くに居た駅員さんに

「すみません、子供が一緒で危ないので、申し訳ないのですが
ストローラー、エスカレーターを降りる際持って助けて頂けませんか?」

とお願いしたそう、、、
そしてその若い20代後半か30代前半の駅員さんの返事は

「お母さん、貴方は家をでる時点で、
2人のお子さんを抱えてこうした状態になるリスクを知っていたはずですよね?
なので、私もこの場を離れられませんし、ご自分で対処なさって下さい。」

東京メトロの駅員さん
そういったそうです

この話を聞いた時に、
職員だからとか以前の問題で、
どうしてそうした冷血漢な事を言える人がこの東京には増えてしまったのだろう?と
感じて悲しくなってしまいました

私が子供の頃は、
おじいちゃんや、おばあちゃんや、妊婦さんが居たら
自分が優先席に座っていなくたって、どんな人でも席を譲るように教わっていたし、
誰かが困っていたら助けられるように、そんな社会だったはず

勿論、日本からそんな社会が消えてしまった訳ではない
でも、東京のような大都市では、悪い意味で個人、自己中心化してしまって、
個人の基本的な思いやり、優しさ、助け合いとか、当たり前の礼節が消えてきてしまっている気がする

誰かが助けるだろう、私がしなくっても?
他の誰も助けてないし、ここで私が助けなくっても私だけが悪い訳じゃない?
皆が助けないのに私が助けて目立ちしたくない?
私も困った事があったけど、誰も助けてくれなかったし??

困っている人、弱い人を助けない理由って何だろう?
理由なくして助けなくちゃいけないのに

彼女がもう一つ言っていた事は

「2人目妊娠していた時に、上の子連れて外出するじゃないですか?
お腹が目立ってから数ヶ月、一回も電車やバスの中で席を譲ってもらった事ないですよ、、、一回も。
XXさん、私この国おかしいと思う」

その駅員さんにリスクとか言われる筋もなければ、
社会の中では助け合いがなければ生きていけないのに、
その駅員さんはどれだけ自分一人で完璧に生きているのだろう??

こんな話を
「今だから、ああ言えばよかった、こう言う態度を取ればよかった、と思い返せるけど、
その時はもう涙が出てきそうな位悔しくって、、、、怒りで言葉もでてこなかった」

と、お茶をしながら話してくれた彼女

その他にも、自営業をなさっている旦那様、日本語はとても流暢に話されますが、
契約書など漢字の多い日本語文書を読むのは難しい事もあり、きちんとしたお仕事があるにも拘らず
日本の保険会社で生命保険などをOfferしてくれる所がない、など、
まだまだ移民にとってはその受け入れ側の環境がきちんと整っていない日本
(この辺、移民の先進国アメリカでは、移民であってもなんとか権利を勝ち取り生きていけるもの、、、)

東北のホームタウンにもさほど気持ちも残っていないようで、
かといって、東京で成功している旦那様共々、東京に永住する気持ちはないということ
2人とも、将来は旦那様の国か、何処かもっとゆったり安心して子育てできる国に移住を考えているそうです

子育てし辛く、移民も肩身狭く、様々な障害があったら、
この先少子化&高齢化していく東京や大都市はという街はどうなっていくのでしょうか?

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日本で子育て(2)」への6件のフィードバック

  1. 私が妊娠していた頃は、いわゆるマタニティマークなんかなかったですけど、誰もが席を譲ってくれました。
    ある時は年老いたおじいちゃんが譲ってくれて、「いや、おじいちゃんの方が座ってた方がいいですよ」って思いました。
    子どもが生まれて・・・私の頃はベビーカーのまま電車に乗ることはまだ出来なかった頃ですが、赤ん坊を抱っこしてるとすぐに誰かが席を譲ってくれて。
    座っていて、その前に立っている人が疲れて寝てしまっていて、鞄などが子どもに当たりそうになると
    ちょっと、赤ちゃんに当たっちゃうよ!!鞄、上に上げなさいよ。
    と注意してくれる人もいました。
    あー、子どもにはみんな優しいんだな、と感動したくらいです。
    いつからこんなことになってしまったのか・・・。

    • realharp様
      妊婦の方って見れば分かる訳ですよね、まあ妊娠5〜6ヶ月以降ですが、、、まあ妊娠初期の方の為にあるマタニティーマークなのかもしれませんが、こう見るからに重そうなお腹抱えて、更に荷物も持って、って言う人を見ても助けてあげれないのって悲しい。感覚が麻痺しているとでも言うのか、、
      今回はこうした弱い人、大変そうな人をみていたら助けて〜って言うお話でしたが、根本的には人に手を差し伸べる優しさが世の中から消えていっているんですよね?

  2. (もし重すぎるないようでしたら削除して下さい)

    私も高校生の時に鬱になり、病院通い及びお薬を飲んでいました。
    其の副作用で、電車の中で倒れたのですが誰も助けてくれなかった事を今でも痛いぐらい覚えています。だれもいなくなった電車から自分の身体を引きずって出て行ったとき
    「これはいかん」と思い、日本を出る事、薬を辞める事を決意しました。
    それがあって漢方や健康に目覚めたので何でも理由があると言えばそうですが、、、。

    アメリカへ来て数年、日本も変化したと聞いています。
    今回の一時帰国が楽しみですが、、、怖い!

    • 奈津美様
      私も同じような経験がありました、高校の時でしたが貧血でブラックアウト、失神する寸前の中で張ってでるように電車から降りたんですけど、誰も助けてくれなかった、、私に取ってそれはただの悲しい出来事で何かを変えたような出来事ではありませんでしたが、、やっぱりおかしいですよね?
      でも、その一件が今の奈津美さんのパッションへと導いたのなら、やっぱり人生には何事も必然であって無駄な偶然という出来事はないんだな〜と思わされました

      ネガティブな事ばかりブログに書いていますが、勿論日本で改めて好きだな〜と思わされるとこもあります。今回の帰国でそんなお話を後で聞く事ができるの楽しみにしていますね

  3. 日本って今、すごく杓子定規っていうかマニュアルに載ってないことをしたら怒られちゃうから、、何かあったら揚げ足を取られちゃうから、クビになるのは俺だから、だからやらないっていう人が増えてるかもしれないですね。。。「そんなこと教科書に載ってなかったし。」的な。なんかあると、すぐ、「責任とってくれるの?」って、そればっかり考えている人が多いって言うか。。。ロボット化してる気がする。。。サンフランシスコの、下町風な、がっつり人間味溢れる(あふれ過ぎて笑える)暮らしからすると、うう、、さぶい、、、って寂しくなってしまいますよね。。。もちろん、きっとそんな人たちばっかりではないと思うけど、私達の世代で次の世代に何を伝えたいかといえば、そういう人情だとか人間味、あったかさ、笑いをもう一度復活させたかったりなんかします。。。つくづく。。。 

    • シマリス姉貴様
      そうそう、まさにシマリスさんのおっしゃる通り、自分の意思で行動できる人というかリスクでも何か行動をとれる人が居ないというカ、、
      その点、サンフランシスコはちっちゃな人情の街ですよね♪ この街に偶然たどり着いて良かった〜 ちっちゃいくせにけっこう素敵なドラマはいっぱいみたいな!

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